ビギナーサーファーから始めるサーフトリップ コスタリカ編
前回のブログで、ビギナーサーファーでも楽しめる海外のサーフスポットを随時紹介したいと書いた。
けれど、なにを基準にして
「ビギナーにもおすすめです」
「誰でも良い波乗れますよ」
などと断言できるのだろうか。うねりや風のコンディションは季節によって全然違うし、時にはカレントで危険なコンディションになることもあるからだ。
そこでサーフトリップ先に触れるときには、その土地にどれだけサーフィンが根付いているのか、旅行先としてどれだけ魅力があるのか、というところを中心にアピールしていきたい。
トリップ記事の第1号として選ばせて貰ったのはコスタリカだ。
中南米の中間あたりに位置するコスタリカは、バリやオーストラリアと比べると、日本での知名度は高くない。
その分ゆったりとした雰囲気でサーフィンもできるし、自然に囲まれて濃い時間を過ごすことができる。
サーフトリップ先として第1にオススメする町が、首都サンホセからバスで6時間ほど、ニコヤ半島の西側にあるサンタ・テレサという小さな町だ。
https://www.lonelyplanet.com/costa-rica/peninsula-de-nicoya/mal-pais-and-santa-teresa
参考:ロンリープラネットによるサンタテレサの観光情報(英語)
やることはマリンスポーツとトレッキングくらいしかない本当にのどかな地域だが、多国籍のレストランやバーが多く立ち並び、滞在に飽きることはないだろう。
宿泊施設も安価なゲストハウスからリゾートホテルまで様々で、ユニークなコンセプトを持つホテルが旅行者を楽しませる。
多くの宿泊施設が海からほど近いので、午前中がっつりサーフィンして、疲れたらホテルに戻って昼寝。その後またすぐにサーフィンといった過ごし方ができる。
それに加えて人が少ないスポットは、世界中を探しても意外と多くないだろう。
しかも数日間でも滞在すれば、町の人たちも何人か顔馴染みになれる。
旅行者をamigo/amiga(友達)として受け入れてくれるカルチャーが、ここには確かに存在する。
それから波の質について言えば、サンタテレサ近辺ではコンスタントに波があるといって良いだろう。
太平洋と面した海岸には、ダイレクトに良質なうねりが押し寄せる。
ビーチブレイクがメインなので、初心者にも合ったポイントだ。
他にもオススメポイントはたくさん挙げられるが大きく分けると、
- 波の質が良い割に人が少ない
- とにかくローカルが優しい
- 開放的なバーやユニークな宿泊施設がたくさんある
これだけでもサンタテレサを訪れるのには十分な理由だ。
バリなどと比べて日本から遠く、必要日数もかなり多い。
それでもこのラテンアメリカ有数のサーフスポットは、ビギナーからエキスパートまで是非とも訪れるべきだと思い立ったので、この記事を書くことにした。